さて。
ずっとずっとくすぶってる自分の問題を書き出してみようと思います。
これっていつか答えが出るのかな。


どうしてみぉは「ネカマ」を心底嫌うのか。
気にならなくなるのか。



みぉはMMOに向いてないな というのが今わかってることです。
一番最初に知ったMMOがMUで、そこでいろんな経験をしました。
ネットというのを本格的にやりだしたのもそれぐらいです。

そして、そのMUに最初にみぉを誘ってくれたのが今の彼です。
当時は、仲のいい男友達という間柄だったのですけどね。

みぉはなにもわからずオフラインゲームの感覚で、女性キャラだったエルフを選び、
彼はとりあえずナイトを最初選びました。

でもMUはエルフとナイトの誕生地が違いますよね。
なので、みぉは、ぽん!と全く判らない世界に放り出されて
どうしたらいいのかさっぱりわかりませんでした。

そうすると、彼はエルフを作ってみぉのところに
きてくれたのです。

オープンβテストの時で、まだノリアには人がいっぱいいて、
なにもわからないみぉは彼がいろいろな人にどんどん声をかけていくのに
ただついていくだけでした。

そうしていると、彼は女の子だと思われて、
みぉもなんだかそれが不思議な感じで面白いとおもって、あわせていると
そのうち、知り合いができて、最初のギルドの結成メンバーが集まりました。

彼はとてもネットゲームになれていたし、本当に同性の友人のように
みぉは感じていました。
当然MU以外にリアルでも遊びに行ったりはしていましたけど、ゲーム内では
別人格というか、彼女がのりうつるみたいな感覚でした。

自然とリーダー的なカンジになり、彼は理屈屋ですから、
普通にいるような女の子とは少し違う、意思のつよいしっかりした女の子で
ギルドマスターとなりました。

あの頃のギルメンの皆さん。ごめんなさい。
ネカマを嫌うくせに、みぉは共犯者でした。
だましていたみなさん 本当にごめんなさい。

彼はいつも言っていました。
自分から「女」だとは言ったことがないと。

そして正体がばれるのを徹底して嫌っていました。
彼にとってはそれも「遊び」の一つとして楽しかったのだと思います。
みぉは別にオトコっていってもいいのになぁって言う程度でしたが、
彼がかたくなだし、ばれたら引退 っていっていたので、
まだ一緒に遊びたかったのもあって一緒に話をあわせていました。
ばらしてもナニの得もなかったし。


彼はゲームはゲームときっちり割り切る人です。
なので魅力のなくなったゲームはさくっと切れる人です。
中で遊んでる仲間とかそういうのはまったく関係なく。
なので、MUの課金以降に彼はINしなくなりました。

最初は頼っていましたが、なんでもできて、エナ特化エルフ(当時はそういってました)に
育てていた彼は、どこに行ってもちやほやされてました。
当時、まだ敏捷エルフというくくりがあまり一般的でなくて、みぉがメインにしていた
mucyoは同じエルフでも、PTにはいらない子でした。
AGHなんてお愛想程度でしたし、戦力的にもそんなに高くはなくて、
彼がひっかけた野良PTメンバーがいるからって呼ばれていって、
その人たちから「いらない子」みたいに言われてなんだかすごいショックを受けたり。

ただやりたいように育てていたのですけど、それはMUではちょっと外れたエルフだったのですよね。
その頃から彼の扱う彼女にコンプレックスを感じていたのだと思います。
本当は女じゃないのに、女の子として自分よりちやほやされて、本当の女なのにみぉは
ムゲにされて。

どんどん一緒にいるのがイヤになってきて、それで生まれたのが「美鳳」です。
あれだけのエナ特化にしたのは、負けたくなかったから。

屈折してますよね。
うん。

どこかにもこういうこと書いたかなぁ。
初めてかもしれません。

ネカマは女の振りをしているだけなので、女心はわかりません。
なので、彼自身は意識していなくても、彼のやること、いうことに少しずつ女のプライドというか
そういうのが傷ついていました。
彼は自分のやりたいようにやっていたし、すごいへこんでいたみぉ(当時はmucyo)を
いつも励ましてくれていました。女言葉でw
だけど、それもうざいぐらいに思うこともあったり。
あんたにナニがわかるの と何度も思ったことがあります。
んでもそれも、みぉの僻みでしかないのかもしれません。
性別関係なく、ヒトとしてそこに存在する彼とみぉとでは、魅力が大きく差があったのかも。

やっぱり一緒にいるから、比べられてるんじゃないかって思ってしまうのですよね。
女はとなりにいる同性と自分を瞬時に比べて格付けしますから。
(そうじゃないって人ももちろんいるかもだけどw)

あのギルドの中では、彼のキャラがとても個性強く、みんな慕っていて
みぉはいなくていいんじゃないかといつも思っていました。

ごめんね。
いじけた人間でしょ。

みんなとてもいいヒトでした。
みぉはエルフだけどAGHなんてものっそ貧弱なのに、それでも
ないよりいいよーってPTもしてくれたし。
へこんでたら、すごい励ましてくれたし。

今思い出しても泣けるくらい。


当時からみぉを知っていて、あの時のギルマスを知っている方は
だまされた と思われるでしょうか。
不愉快でしょうか。


傷ついた方はいるでしょうか。


もしそうだとしたら、ごめんなさい。
謝って済むことなどないだろうけど。


あの時共犯側だったから、今こんなに苦しいのかなと思ってもいます。
あれだけ信じてくれて、よくしてくれた人たちをだましていたから、自分に帰ってきたのかなと。

そうかもしれないな。




「女であるつらさとか、苦しさとか、↑みたいなねたみとかそういうのは
 判らないくせに、おいしいところだけ享受して、つまらなくなったら存在を消す」


みぉのネカマというのの印象はこういう感じです。
彼らは泥をかぶらないし、葛藤もない。
葛藤があるとすれば、「罪悪感」かなとは思いますが。
いかにうまくだますかというのに心血を注いでいるようにしか見えません。

初代ギルマスが引退した時は、「罪悪感に耐えられなくなった」といっていました。
とてもいいギルメンでしたし、みぉと彼のキャラが女性であることに疑いなど
誰も持っていなかった と彼は思っていたのでしょう。

みぉはそんなに一緒にはいませんでしたが、別に彼が実は男でしたと
カミングアウトしたとしても、あのギルメンは誰も彼を責めたりしないんじゃないかなと
思っています。今でも。

ただし、みぉの知らないところで「仮想恋愛」っぽい事をしていたのなら別ですが。
ありえないとは思っていますけど。あの時は。

そんなやましいことをしていないのだから、言ってもいいのにな と常々思って
彼にも言っていました。
みぉ自身、もう比べられたりするのがイヤだったりしたんですが。
ラストはもう美鳳メインになっていたので、彼としてはそれが面白くなかったのか
いぁーそれはないな。
単にMUがつまらなくなったのでしょう。


みぉにとって、彼のネカマは自分のコンプレックスとか女のプライドとかを
ちまちまと削っていく、うっとうしい存在というか、もちろん頼りにもなったし、
彼がいなかったら、おそらくMUをあそこまで楽しめなかったと思いますが、
いなくなってくれて、やっとホッとできたところはありました。

「女じゃないくせに」 って何度思ったかわかりません。
それほどある意味無神経でした。
みぉに対してはとても気を使ってくれていたけど、基本は自分が楽しみたい人ですから。


とっても仲良しに見えていましたか。
タイプが違うのに仲がいいんだね とギルメンに言われたことがありました。
みぉはわがままだし、すぐ拗ねるし、イジイジしてましたけど、彼は違いましたからね。


はぁ…なんだか言ってすっきりしました。


未だに、当時の初代ギルメンとたまにMUであった時には、
「元気してるのかなぁ」と聞かれて、元気だと答えるのも実はつらくて
辞めてもずっと記憶に残ってる彼はやっぱりすごいのかなとかなわないことにまた
嫉妬したり。

こうやってばらしてるのも彼が知ったら怒るでしょうけど。


ネトゲでのみぉはなんだかいびつなところから始まっているのかもしれません。
ちやほやされない自分 っていうのをずっとコンプレックスに思っていて、
美鳳を作って今度はEEで負けられないと意地を張って。

ネトゲをやりだして、自分ってホントいやな人間だなとつくづく思うようになっています。
本当はこういう奴なんだなぁとか。

うまいこと現実では仮面かぶってやってるんですね。


ネカマ というより、彼がみぉの前でやるネカマ ですかね。
実在しない、かなわない相手で、だけどなぜか目立つし、ちやほやされる。
不細工な子が美人をねたむような、そんな感じです。

おもいっきり牡丹とバラの世界?みたいな?
大奥みたいな?
ぢょしこう みたいな?


だから、不愉快。
ただそれだけです。






2007/04/17

BACK