みぉと彼が付き合い始めの頃、彼はまだ前の恋愛のことを少し引きずっていて、
まだみぉには気になる彼がいたものですから、ちょっとしたすれ違いで、

「誰の一番にもなれない」

って彼がみぉに言ったことがあったのです。
今の彼からすると、想像できない言葉なんですけどね。

2人スキな人ができて というか、かぶるっていうんでしょうか。
そういのって、あるんだなぁと初めてみぉは体感したわけですが、
結局、どちらも ってのはできないんで彼といることに決めたわけです。

ぁ、いぁ、モテるとか全くないんで、それだけは強く主張。

でもね、今思うと、「誰の一番にもなれない」って言う彼の嘆きは、
彼の性質からいって当たり前なんでない?と思うところもあります。
みぉのこの性格が、常に待つ側となってしまうのと同じように。

表いつどこにも書きましたけど、「猫的性格」というのがね。
ものっそみぉには引っかかってます。

みぉは猫が゙スキではありません。

飼い主を飼い主と思っていないぐらいの、勝手さがどーにもダメ。
自分の気分で擦り寄ってきたり、離れたりとかって信用できない。
なので飼おうとは思わない。

いくら愛情をかけていても、自分の気分でどこかへ行ってしまうなんて
ありえない。そんなの元々愛そうとは思わない。

でもそれを責めることなんてできませんよね。
だって猫はそういう生き物だから。
それがイヤなら猫を飼わなければいい。


そう思うと、みぉは彼といても心休まる時ってないのかなと思ったり。
自分が淋しいときに、いてくれないから っていうのはそれはそれで
みぉのわがままかもしれませんけど。


スキだけど、傍にいなくていい とか、離れてても心がつながってるとか、
そういうのってナニで証明できます?


自分は猫っぽい とか自分で言うのって
単なる自分勝手に振舞う言い訳でしかないような、そんな気がします。
直そうとかいう意思はないし。

飼い主が猫がいなくなってすごい心配してても、猫はそれも知らん顔で、
何事もなかったかのように戻ってくるでしょうけど。

ずっともやもやしてたものが、彼の「自分は猫かもしれない」っていう言葉で
なんだか形になってきたように思います。

どうしても許せないものがこれだったのかって。

彼が猫であるかぎり、みぉは彼を心底信用はしないと思うのです。
だって家出した猫が他の家でえさとかもらうのは許せないと思うから。
でも猫はそれゆえに猫なわけで、責められても何が悪いのかわかんないんでしょうね。
「だって、他も見たいんだもん」それが理由。

「しょーがないか、猫だから」とそれも可愛いと受け入れるか、
「そんなに他がいいなら、もう野良になっちゃいなさい」と締め出すか。

そもそも猫嫌いが猫を飼うわけないわけで。


みぉはそこをちゃんと自分で判ってなかったのかなと思います。
猫ネコと猫を目の仇にするのもあれですけど…w

ネコを見てるとね、飼い主には依存してないんだろうなぁってみぉは思ってます。
自由きままに動く分、飼い主から愛されたいとかそんなに思ってないんじゃないかと。
実際はわかりませんよ?w
自分は勝手しますけど、だけど常に一番に愛してね なんて都合よすぎるでしょ。
家出から戻ってきてもしも飼い主がいなくなっていたとしても、それなら別の家があるから
まぁいっかーみたいな。


今現在、彼とは、メールもメッセも、もちろんゲームも一緒にしてません。
なにをしているのかも判らない状態。
「一人になりたい」のならそれでもかまわないし、
「家出」してるならそれはそれで彼の勝手だけど。

こうやって、一つずつ諦めていくのか、わだかまりを残しつつそれでもスキだからと
我慢をするのか。
ネコは飼えませんってさよならするのか。


彼はリラックスしてるんでしょうね。きっと。


みぉの気持ちなんてぜんぜん理解してくれない。

それがイヤなら辞めればいいんですよね。
もう何度こういう風に思ってきただろう。

もう自分でもわかんなくなってきました。
彼のナニがよくて「付き合って」いるのか。


彼が元カノに恋しているその姿がよかったのかも。
自分を重ねて、同じ立場だったから、きっと今度はそうならないって。
だけどまたみぉは同じ場所にいて、相変わらずおびえてる。

どうして理解してもらえないのか判らない。
どうしたら彼を信用できるかもわからない。





2007/03/12

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