っていうかですよ。
これの一つ前の「手間を省くのは愛情を省く事」を書いた後にちょっと思ったんですけど、
みぉはどえらい勘違いっつーか、誤解をしてたんだ と愕然としました。


ダークサイドに書いてある「どうしても我慢できず許せない事」にかかわってくる事なんですけど、
よくよく考えてみると、あれは単にみぉの我がままと異常な独占欲から起こったことやん!って
気がついたんですよ。

RF Onlineで彼がネカマをしたことでみぉには届かないところへ行ってしまったって思って
みぉとの時間を捨てた と思ったわけですが、ネカマの是非はおいといて、彼としては
ネカマで遊ぶっつーのも一つの「遊び」であってそれをする前に彼はちゃんとみぉに
「〜で遊ぶから」っていう断りを入れているんですよね。

だから黙ってやったわけではなく、説明するっていう「ひと手間」をかけているんですね。

わざわざ遊ぶのに断りなんて入れない人もいるんでしょうし、あらそーなの と流せるもの
かもしれませんが、彼はみぉは黙ってやると怒る っていうのがあって一言説明してやったわけで。

彼としては自分のやりたい事をやるのに、ひと手間ちゃんとかけたって事になるんですよね。
木を見て森を見ずってー言葉が当てはまるのかわかりませんけど、
当時のみぉはそのひと手間を全く評価せず、ただ共に遊ぶ時間を削られたって事だけに囚われて
さらに、追加の手間を要求したようなカンジなんですよ。

今頃気付くなんてばバカ丸出しなんですけど。

当時は、何が何でも彼の時間を欲しいってカンジだったので、彼がみぉをおいて一人で
楽しむってのが許せなかったんですね。
彼がみぉといて窮屈だったりしたんじゃないかとか想像もしましたけど、ほぼ彼の自由な時間を
みぉにしばりつけているっていうのに気付いてなかったというか、それが当然と思っていたっちうか
そんな傲慢なところもあったんですね。

もし、今同じ事が起こったとしたら、どうだろうなぁ…
やっぱりイヤなのはイヤなんだろうか。
手間は評価するでしょうけど、それで接点が無くなったりするのは我慢ならんかもしれません。

あかんがな…


あ、そうそう。
あとね、彼が言っていた「待たせる側からの重圧」ってのもね、なんとなくわかった気がするんです。
例のごとくみぉの同僚の方コーチングをやってる方との会話で「これか!」と思ったんですけど、
どういう内容で気がついたかっていうとですね。

みぉはワンコが大好きです。飼ったことはないんですけど、バーチャルわんこで
うはうはしていたのは、いつどこ表にも書いてました。
んで、何の拍子にそういう流れになったのかは忘れちゃったんですけど、
飼い主としてはどっちのわんこの方がかわいいかなぁって話でね。

みぉがわんこを飼うとなると、絶対留守番させる事が必須になるんですよ。
んで、可愛いわんこを留守番させるわけですが、毎朝、いってくるねーって出かけてから、
帰ってくるまで、もしもわんこが送り出したところから微動だにせず、ただじーっとみぉを
待ち続けるわんこだったとするとどうなんだ?っていうのを考えてみたわけです。

んまぁ実際には、ぱたん とドアを閉めた後は、適当に遊んでまた帰ってくる気配がしたら
ドアのところにいる って言うパターンなんでしょうが、自分が留守の間にWebカメラとかで
常にわんこの行動を監視できたとして、「うわ、この子微動だにせず待ってるよ」って判ったとすると
なんつーんでしょ、早く帰ってあげないと って思うと思うんですよね。
トイレもいかず、ご飯も食べず、ただひたすら待つ。
たしかに愛情あるなぁって思うんですけど、たまには友達とご飯を食べて遅くなるかもしれないし、
さらに彼とお泊りなんてあったりするかもしれないですよね。
でも、もし微動だにせず待ってるって思うと、なんとなく帰らないとっていうプレッシャー(ほらでたこの言葉)を
感じてしまうと思うんですよ。

正解かどうかはわかりませんけど、待たせる側が待つ側から受けるプレッシャーってのはまさにこれか?!
っていうカンジでした。

みぉは今まで全くわからないわからないって思っていたんですけど、初めてしっくりくる感覚で、
けっしてなんつーんでしょ、嫌いとか不愉快っていう類ではなくて、「申し訳ない」っていう感覚に近いものなのだなと
理解しました。

これまたすっげー遅いんですけどね…


もし飼うのなら、微動だにしない子よりは、留守中はなんだかそれなりに自分で遊んでいたずらなんかもして、
だけど、帰ってきたらしっぽぶんぶんで、「いたずらしてたでしょ」っつーと、
「そんなことしてないよっ!大好き大好き!」ってしっぽぶんぶんはふはふのが可愛いんじゃね?って
思ったんですよね。
むしろそういう子の方が、今日はなにをしたんだろう?って楽しみになって早く帰りたくならん?とか。


みぉは微動だにしないで悲壮感さえ漂わせて待つわんこでした。
帰ってきた飼い主にブンブンしっぽをふりますけど、ずっと待ってたの!って涙目なんかなったりして、
「悪かったなぁ…」としか思わせないようなそんなわんこ。


そりゃプレッシャーあるっつーの。


そう考えると、みぉがこだわっていた傷ついたってこともなんのこたーない
みぉが勝手に思い込んだり、深く掘り下げたりしてなかっただけなんだなぁってなったんですよね。
2年近くの時間がたったからこういう風に見れるのかもしれません。

かけてきた手間を評価されず足りないといわれ続けた彼には失礼な事をしてきたなって思います。
だから、みぉには手間をかけても無駄ってなったんじゃないかなって思います。


なんだかすごい冷静に書けてるなぁ…


ある程度の覚悟ができたのかもしれません。
ひと手間をかけてもらえなかった自分は悲しいし、つらいけど、そうしてきたのは自分せいだと
納得しちゃったカンジかなぁ。


彼はただ正直に、彼の思う手間をかける優先順位に従っただけなんですよね。
彼を傲慢だと思ったりもしたんですけど、むしろ傲慢だったのはみぉの方かも。

どっちもどっちかなぁ。

彼のことはやっぱり好きだし、他の人とかは全く考えないし考えられないんですけど、
それはみぉが彼を好きなだけで、彼は以前とはきっと違うテンションなんですよね。
思い込みのなせる業というか、みぉが思っていたより彼の中でのみぉの位置は低いというか、
んーーーなんか違うものなんだろうなって思いました。

と、今のところは落ち着いてっつーか開き直ってみたりしてます。



2007/9/13

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